ここ数年で急速にその知名度を上げた美容成分にコエンザイムというものがあります。化粧水やサプリメントに始まり、最近ではコエンザイム配合のハンドクリームまで登場しています。これらのことから、美容に欠かせない素材であるということができます。
そもそもコエンザイムというのは、タンパク質を結びつくことでその酵素を作用させるために必要な補助的な役割を担う有機化合物です。その中のひとつであるQ10はビタミンのような働きをする(補酵素)ことからビタミンQとの呼ばれていますが、実際には正式なビタミンではありません。主な効果として、抗酸化作用と免疫力の強化が挙げられます。
このコエンザイムには酸化型と還元型の2種類が存在します。前者は、体内に摂取されると小腸内で吸収され還元型に変換し、体中へと運ばれていきます。従来はその製法から前者のコエンザイムが一般的に流通していました。ところが加齢とともに、体内で還元型に変化させる酵素が減少していくため、中高年以降になると効率的に吸収できず取りこぼしてしまうこともあります。近年では研究と共に還元型のサプリが開発され、より効率的にその成分を体内に吸収することができるようになっています。